世の中色々なことがありますが、音楽(DTM)くらいは楽しくやりましょう!


TAKEYAさんはDJなんですよね〜 最近は活動しているのですか? DJっていったらたくさんレコード持っているイメージですが、どうなんですか?

いやー、実は今はDJから離れて長く、当時持っていたレコードは海外留学をしたときにほとんど売却してしまったのよ

そうなんですか。

New YorkでもDJをする機会があり、そこで購入したレコードもほとんどは現地の仲間に渡して帰国したので、自宅には数十枚程度しか無いんだ。
当時は1000枚近く持ってたので、その時に比べると全然少ないけどね(笑)

それじゃあ、いまは全然持っていないのですか?

うん、ターンテーブルの置き場所もない部屋に家族3人で暮らしているよ(笑)家族との生活は充実していて子供の成長を見るのは楽しいし、満足はしているんだ。

では、なんで今レコードも無いのにDJ TAKEYAとしてるんですか?

うん、トラックメーカーDJ TAKEYAとして活動しているんだ。 冒頭でも言ったんだけど、人生100年時代、家族との楽しみ以外に自分の楽しみを見つけないとなってことを考えてたんだ。リンダ・グラットン著書のLife Shift(ライフシフト)が2016年に出版されてその本の中にあった言葉が頭に残っていたんだ。
最近、ふと仕事で忙しくて「綺麗なものがみたいなぁ」とか「最近、美術館にいってないな」とか芸術に触れたくなることがあるんだ。そこで西洋美術館やサントリー美術館に足を運び美術鑑賞をしていた時に、ふと思い出したんだ。
「そうだ、音楽やってたんだ。20代の頃は演奏が下手だったのでDTM覚えたけど、やっぱり演奏したくてピアノ習ったんだ」
そう思った時に音楽=仕事と思っていた事から解放されて、自分のしたい事を素直に続けてみようと決心したんだ
レクリエーション(余暇)ではなく、リ・クリエーション(自己の再創造)に時間を使おう。
狭い家でもできる音楽環境を整える(機材は最小限から始められる)
パソコン(MacBook)
パソコンは狭い部屋ではノートパソコンがいいでしょう

これは私の作業環境です。 自分の机はなく、茶の間テーブルが私の制作環境、練習環境です😊
現在はMacBook Pro 15インチを使用しておりますが、2ヶ月前まではMacBook Airでした
買い替え理由は映像編集をするためなので、iMovieで簡単な編集のみであったらMacBook Airで充分出来ます!
もちろんMacではなくWindows PCをお持ちの方も多いようですので、私が最近使い始めたAbleton LiveはPC/Macに対応しているので音楽制作を始めるならどちらでも出来る環境ですね。 ただ、場所を取らないノートパソコンは必須ですね。
どのくらいのスペックで出来るのか?
今回は24トラックで20種類程度のDAW付属(Logic Pro X)のエフェクトを使用した場合での録音、編集という環境でのスペックを紹介します。
MacBook Air (13-inch, Early 2015)
macOS Mojave 10.14.1
プロセッサ 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5
メモリ 4GB
アプリケーション Logic Pro X
中古品もたくさん出ているようです(相場¥64,800〜 2018.12月時点)
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美品 パソコン Apple MacBook Air(13-inch,Early 2015) MJVG2J/A【C野々市店】【中古】 価格:64,800円 |
Windows機は現行で数多くの種類がリリースされているので、どのメーカーが良いのか分からないのですが、デザインでヒューレット・パッカードを選んでみました
上記はメモリーが8GBあるので、MacBook Air (13-inch, Early 2015)よりも充分なスペックかと思います。
おそらく中古市場にも似たようなスペックがあると思うので、こちらはお任せします。
DAWは10年以上前から使われており、機能を充実させるだけでなくパソコンの負荷を軽くした印象があります。パソコンのスペックが重要になるプロジエクトは1つのトラックにいくつもの負荷の高いプラグインをインサートが必要な場合でトラック数が20以上にも及ぶ場合。 サードパーティー製のブラグイン(ReverbやDelay, Multiband Compressor)などは音質は格段に良くなりますが、パソコンの負荷が高いと感じます。
録音機材や打ち込み機材の紹介
Audio Interface(オーディオ・インターフェイス)
Logic Pro XやAbleton Liveでもそうですが録音するのに必要な機材はいくつかありますその中でもAudio Interfaceは欠かせません。
打ち込みだけしている分には必要なさそうなのですが動画に役立つので、自分の作品をパソコンの画面を表示しながら解説出来るLoop Back(ループバック)という機能を含んだAudio Interfaceを紹介します
Steinberg UR22mkII
マイクとヘッドフォンがセットになったRecording Packもあるので、始めて購入される方にはおすすめ出来るエントリーモデルです。
UR22mkIIはMac/PC専用DAW Cubase AIとiPad専用DAW Cubasisが付属しているところも魅力的ですね。
私も20代の頃はCubaseをよく使ってレコーディングをしましたが、編集しやすいですし、音質も充分なクオリティでした。
Steinberg社はYAMAHA傘下のブランドなので信用性は高いです
YAMAHA AG06
ウェブキャスティングミキサー用として開発された製品で6チャンネル入力対応したミキサー型オーディオ・インターフェイスです。
Podcastや配信をする方向けの製品なのですがギターエフェクトも内蔵しているので、演奏をそのまま配信することも出来るので、レコーディングというよりはリアルタイムで配信をしたい人には手軽に使える製品ですね。
電源をUSB供給しかないタイプですが、必要電圧がDC 5 V 500 mAなので、iPadなどの充電池でも動作しますのでパソコンに接続しないで単独で使用したい場合でも使えます!
ZOOM H5
私が普段使っているレコーダーでありながらオーディオ・インターフェイスを備えているZOOM社のH5ハンディレコーダーです。
他の製品よりも若干金額は高いのですが各種マイクの取り替え可能なモデルでもあり、電池でも動作するのでフィールドレコーディングをする目的で購入しましたがループバック機能も付いていたので紹介します。
Macでの音源をQuickTimeで取り込んで私がフィンガードラムを練習をしているアプリケーションMelodicsの動画編集時に利用することが出来るようになりました。
手元をiPhoneで撮影してドラム音源はZOOM H5のループバック機能を使ってQuickTimeで録音、その後FinalCut Pro Xで編集をしています。
その他ループバック製品
Rolnd VT-4はボイスエフェクターのオーディオ・インターフェイスで用途がVTuber系の人が多く購入されている製品です。地声ではなく、別の声で配信したい人向けの製品です。 製品紹介ページにはアーティスト向けに開発されたのですが、配信で使用されるユーザーがこの製品を注目して品薄状態が続いているようです。
ZOOM R24はマルチトラックレコーダーで最大8チャンネル同時に録音が出来るオーディオ・インターフェイスです。バンドで録音をされる方にはコストパフォーマンス的に充実した機能であるかなと言えます。
TASCAM MiNiSTUDIO PERSONAL US-32Wはビックカメラやヨドバシカメラなどにも展示してあるように、ターゲットユーザーを広くとった製品です。製品紹介にもあるように高音質マイクも内蔵、インターネット生放送に絞ったシンプルなエントリーモデルです!
オーディオ・インターフェイスのまとめ
私も何種類かのオーディオ・インターフェイスを使用して感じた点はマイクでボーカルなどをダイナミックレンジ(音の大小を綺麗に録音)が広い素材を録音する際には、マイクの特性はもちろんありますが、今回紹介したオーディオ・インターフェイスと5万円以上する製品では多少の優劣がでてしまいます。
上記の紹介した製品が悪いわけではありませんが、マイクプリは値段の高い製品はインプットゲインをあげなくても充分なレベルで録音出来るのですが、1万円を切るような製品でマイク内蔵となるとインプットゲインを3時くらい(80%強)あげないと充分なレベルを得ることができずにその結果ノイズフロア(サーというノイズ)が大きくなってしまうということにもなりかねませんので、注意(理解)した上で製品を決めたほうがいいです。
ZOOM H5の内蔵コンデンサーマイクもゲインを10のうち7以上上げないと適切なレベルでの録音ができません。 思っていたよりもノイズフロアが高いので、ライブ配信をした時には声が小さくなってしまって聞こえないということもしばしばありました。
Youtube等にアップする場合には編集時にiZotopeのRX Elementsを使ってノイズを消しています。とても性能が良いので、ボーカル(ナレーション)であれば、これがあればノイズレスで動画公開できます。 OBSではリアルタイムでプラグインを使うことも出来るので、現在の配信ではノイズの問題は解消されました。
MIDIコントローラー
MIDIコントローラーというとキーボードを真っ先にイメージしますが、鍵盤(ピアノ)を演奏できない人も作曲が出来るツールが近年出てきています。
私自身も演奏が得意ではないので、MIDIを使った打ち込みと言われる手法でトラックを作った経験から必要な機材を紹介します。
音源付きキーボードと音源なしキーボード
キーボード(フィンガーパット)のMIDIコントローラーには音源がついているものと、ついていないものがあります。
メリット
- オリジナルの音源が使える
- ライブパフォーマンスで使える
- パソコンを必要としないで利用出来る
デメリット
- クオリティを求めると高額になってゆく
- 不要な機能が多い
メリット
- コストパフォーマンスが良い
- iPadなどのタブレットでも使える機種が増えた
- 場所を取らないで利用出来る機種が多数ある
デメリット
- パソコン(DAW)がないと何も出来ない
どれがおすすめかと問われると種類が多すぎるので回答には難しいのですが、今欲しいコントローラーを3つ紹介します。
フィジカルコントローラー
NOVATION / Launchpad MkII
最近フィンガードラムを練習するようになり、MIDIコントローラーとしても使えるので、とても欲しいアイテムです。
Launchpad Proもあるのですが、こちらはベロシティとAbleton Liveで使用する際のアサインコントローラーが増えるというメリットはあるのですが、私の今の使い方ではそこまで必要がないかなと。
それとNovation Launchpad製品ではライティングショーが行えるのも魅力です!!
カッコよすぎます!
Native Instruments MASCHINE MK3
購入した人のレビューを見る限り悪いという評判を聞かないNative Instruments社のMACHINE MK3
内蔵音源も充実しているので1台完結型の製品。
実際にパットを叩いてみたのですが、他のパットに比べてちょっと硬い感じを受けましたがベロシティがしっかりしているようなので、こんなかんじなのかなぁと。 値段もするので簡単には決められないのですが、パソコンの操作が得意でなくノブを動かして音作りをする人。
プロやプロを目指す人はこれを使いこなすんだろうな!
KORG nanoPAD 2
これまでの製品と違って16パットですが、横に長いタイプのKorg nanoPAD2です。
こちらは100%打ち込み用に設定されていてiPadやiPhoneにも接続可能なポータブルMIDIコントローラーです。
私が現在使用しているMIDIコントローラーで部屋のスペースがない環境でも(机の奥行きが狭い(笑))パソコンの手前に置くことで打ち込みが可能です。
欠点を言えばパットが硬いので、軽く叩いただけでは反応してくれないことがあります。
それ以外はつなげばすぐに認識してくれるので、とても使いやすいです。
シリーズものでキーボードもあります!
MIDIコントローラーまとめ
今回は鍵盤(キーボード)を外しておすすめの紹介をしましたが、20年前はAKAIのMPCシリーズが流行してHIP HOPユーザーが使っていたイメージもAbleton Liveの誕生によってジャンルを超えて音楽市場に楽器として認知されてきていますね!
フィンガードラムを始めることで感じたことは20代の頃にピアノを弾いていたように今はパットを弾いている(叩いている)んだなと。
音ゲーっぼいのですが、本格的なリズム・トレーニングが出来るMelodicsで練習をしながら楽曲制作のアイデアを高めてゆきたいと思ってます!
低コストが音楽が出来る時代ではアウトプット量を増やしましょう!
最後になりますが、音楽と音楽業界で仕事をするようになって20年以上たちますが、様々なやり方で作曲出来る時代となってます。
歌を歌ってもいいですし、ギターやキーボードで演奏してもいいし、シンガーソングライターとして身近な人に聞かせたりと音楽という芸術にふれる機会を増やして人生を楽しく過ごしましょう!!
ぜひチャンネル登録をお願いします!色々アウトプットしています!!
DAWソフトウェアの紹介
私が使っているソフトウェアは主にLogic Pro X Reason 9.5 GarageBandの3つです 最近Ableton Live Liteを入手したので、今後は簡易トラックをLiveで作って製品レビューをします。
GarageBandの使い方はLogic Pro Xと同じなんですが、記事を書く時に使っているうちに愛着が湧いてきてアンプシュミレーションだけを使いたい場合などに使ったりしてます(笑)
- Logic Pro X
- Mac版 GarageBand
- Reason 9.5
ReasonとLiveはRewireという機能を使ってLogic Pro X上でトラックを作ることができるので、一つのVST Instrumentとしての役割としても長く使ってゆきたい製品です。
思えば音楽で飯を喰うぞって意気込んでいた20代もあっという間に過ぎて、今年(2018年)で43歳! その間に色々なことがあったけど、人生100年時代に突入するという今普段は仕事と家の往復、たまの居酒屋での乾杯。 それもいいんだけど、やっぱり刺激が欲しいね〜