目次
Podcastを始めるための4つの準備
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どんな機材とソフトウェアが必要なの?
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どのようなコンテンツをどのようにして録音を行えばよいの?
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録音(編集)の終わった素材をどのようにしてiTunesに更新するの?
- 更新してPodcastから配信されたらどのようにしてマーケティングを行えばよいのですか?
2 どのようなコンテンツをどのようにして録音を行えばよいの?
Podastを始めるための4つの準備のうちの2つめ”どのようなコンテンツをどのようにして録音を行えばよいの?”という内容について解説してゆきます。
1つめの”どんな機材とソフトウェアが必要なの?”につきましてはこちらをご参照ください。

コンテンツの作り方
どんなコンテンツを作ったら良いのだろうか?
- 1つのトピックではあるが枝葉に分かれても内容が続くものを選ぶ
- ブログを書いている人はブログの内容を言語化する
- 伝えたいことをまとめる
この3つの内容を元にコンテンツを考えてゆきます。 Podcastはブログ同様に続けてゆくことを前提とした番組作りを考えなくてはいけません。
地上波のラジオ番組を例にとってみます
毎日の放送を行う番組
我が家は朝食時にはJ-Wave 別所哲也さんのTokyo Morning Radioを流しています。

朝のラジオ番組は5分から10分程度の短い番組を次々とナビゲーターが案内をしてゆきます。
しかし生放送を3時間毎日続ける別所さんには恐れ入りますね!我が家では別所兄さんと名前をつけてます(笑)
金曜日はジョン・カビラさんでカビラ兄さんが朝を迎えてくれます!(カビラ兄さんはJ-Wave開業当時から別所兄さんに交代するまで朝の3時間生番組を月曜〜金曜ずっとしていました!
Podcastでこれを行おうとすると地上波のラジオ局で放送されたものを録音、編集(CMなどを除いた)した後、Podcastに上げるという方法を多く見受けられます。
Podcastもラジオも基本は無料なので、知名度をあげるためにリアルタイム視聴ができないユーザーを取り込む方法としてPodcastランキング上位にあるプログラムはラジオ局が制作した番組が多数占めています。
昼から夜にかけての番組構成は様々で一つのトピックに対してコメンテーターとアナウンサーが1つもしくは複数のトピック(ニュース、時事問題)などを30分程度クロストークします。たまにゲストを電話で参加させるという方法もありますよね。(PodcastならSkypeかZOOMですね!)
趣味の講座などは1つの内容で10分から30分ほどで連載ものになっていることが多いですよね。
Podcastはこの趣味の講座やクロストークなどを伝えやすい内容かと
また、海外では耳から取り入れた学習方法があるように、視覚に頼らない勉強方法というのをうまく活用できないかを考え『コンテンツ』にしてゆきます。
もちろん勉強といっても学校で習うような勉強も良いですが日常あったらいいなと思う『習慣』について。
もしくはトレーニング方法やこのようにして実行してこのようにして変わったという『報告』などを交えて毎回異なるエピソードなどはPodcastで多く見られるコンテンツとなります。
女性は『美容』や『食事』に関係する体づくりなどは人気の番組です。
また健康面で気をつけたい『メンタル』な部分で心理療法士の番組などジャンルを狭めることでリスナーを増やしています。
どのようにして録音をした方がよいの?
コンテンツの大枠が決まって次は録音方法について説明します。
録音機材についてはこちらを再度確認ください。
その他に準備するものはマイクスタンド、ヘッドフォン、(ポップフィルター)、オーディオ・インターフェイスです。
準備の前に録音する環境についてです。
自宅で録音をされる場合には部屋の窓を閉め切ってください。
そして録音時にはクーラーや風の出る暖房器具は切っておいてください。自分の声にクーラーの音が入ってしまいます。
私が夏場に録音をする場合には窓を閉めた状態で部屋を快適な温度にします。
マイクスタンド
卓上マイクスタンドをテーブルの上に置いてマイクを設置するだけです。
オンラインで購入できるサウンドハウスさんは品数も豊富なのでオススメです。
私も試す必要がない機材はサウンドハウスさんで購入しています。翌日に届いてくれるのも魅力です!
私が使用しているマイクスタンドはK&M ( ケーアンドエム ) / 23150 3/8になります。
かなりコンパクトになりますし、高さが異なるテーブルで使用しても調整が可能なので重宝しています。
その他の卓上スタンドもコストパフォーマンスに優れたものもありますので、値段が安くてもしっかりしたものがありますよ。

ヘッドフォン(イヤホン)
種類については今回は割愛しますが、イヤホンなどを持っているのであれば、それでも大丈夫です。
ヘッドフォン(イヤホン)の役目は録音している音をリアルタイムで確認するためです。
その他にも録音される音が直接聴けるので、音が歪んでいないか、小さすぎないか、音が割れていないか、吹かれがないかなどを確認することができます。

ポップフィルター
ポップフィルターは吹かれ音(パピプペポなどの言葉にのるポッという音)を防ぐ狙いがあるのですが、ダイナミック・マイクなどでは使用してもしなくても効果はあまり変わらないので、始めから持っていないといけないという訳ではありません。
録音している時にヘッドフォンで聴きながら『吹かれ』を確認することができますので、もし比較的多いなということであれば一度購入を検討してみるのも良いかもです。

オーディオ・インターフェイス
Mac/PCで録音をする場合で、USBマイク以外を使用する場合に必要になります。
こちらは今後複数の人と話をするという予定がある場合にはUSBマイクではなくオーディオ・インターフェイスを使用されることをおすすめます。
入力が2チャンネルから4チャンネルあれば良いかと思います。
参考までに私が使用しているオーディオ・インターフェイスは
FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett 2i2 G2 です。
Scarlettシリーズはマイクプリの性能が高く、コストパフォーマンスに優れているのでこちらを使用しています。
(海外のPodcasterもかなりの割合で利用しています!)
16チャンネルまで同時録音ができるモデルもありますので、拡張性は高いシリーズです。
また、スカイプなどの声をマルチトラック(1人1人の声を別々のチャンネルで録音)したい場合には出力系統が複数設定できるMixer型のオーディオ・インターフェイスをおすすめします。
コンテンツの考えかたと機材の準備はこれで完了しました
録音を行なってどんな感じで音が収録されているか確認してみてください。
始めは声が小さかったり、周りの環境ノイズが多いかも知れませんが、録音方法に慣れてくると次第に音が良くなってきます。
どうやって録音をするの?
録音はパソコンだけでなく、ポータブルレコーダー、iPhoneにマイクを接続して録音する方法もあります。
(ポータブルレコーダーで録音される場合も、iPhoneで録音される場合も最終的にはパソコンで編集を行いますので、今回はパソコン(Mac Logic Pro X)を使っての案内をします。
当初は録音したものをそのままアップロードしていましたが、他のPodcastを比べると音質が悪く、1度2度の配信ではしょうがないにしても毎回クオリティの低い音質では継続して聞いてもらうのはコンテンツの内容がよほど興味があるものでない限り、難しくなります。
そこで録音が大切になってきます。
録音するときのコツは「ヘッドフォンでのモニタリング」
録音されている音を聞きながら入力レベルの調整を行うことでその後の編集作業が楽になります。
例えば、第11回の配信の導入部分ですが、iPhoneにZOOM iQ6を接続して録音したものになります。
設定方法
- マイクの位置は口元に近づける(専用スタンドを使う)
- ヘッドフォンをiQ6に接続して実際に録音される音を聞く(ZOOM Handy Rec)
- 入力レベルを調整する
- 吹かれ音(ポップノイズ)が目立つようであればウィンドスクリーンを取り付ける
- ウィンドスクリーンを付けていないときと比べて音がこもっていないかをチェック
- 問題なければそのまま付けて使用する
- 録音時は常時ヘッドフォンをつけて話す
これだけでだいぶ良い音で録音できます。
実際に録音をした音声ファイルはこちらになります。
第11回の配信では導入部分にZOOM iQ6、メインの部分はYeti ProをAudio Interfaceに接続して録音を行いました。
録音した音は編集をしておりますが、録音時に良い音で取れると編集が楽になります。

次回はPodcastへの申請方法についてご案内します
ご質問はいつでも受け付けておりますので、どんな些細な事でも結構ですのでお気軽にお問い合わせください。
